どうも、Outrigger Lab 代表の小林(@outriggerlab)です。

2017/7/15(土)に、Garelly Cafe 月〜yue〜さんで開催されました
丸町年和さん主催の、"夢"をテーマに構成された舞台『コト・ロウドク・マイ』を観に行きました。


コト・ロウドク・マイ

広島_舞台_パフォーマンス

前半には、宮城道雄作曲「砧」を草川啓介の箏で、沢井忠夫作曲小さな春より「夢」を草川啓介の箏と丸町年和の舞で。

また、後半の舞台、丸町年和脚本の「夢」では、妖怪"枕返し"が登場します。
悪い夢をみて朝起きてみると、枕がとんでもない位置に裏返っていたりすることがありますが、これは妖怪"枕返し"の仕業であると考えられてきました。その時みていた夢も、もしかしたら妖怪"枕返し"がみせた悪夢なのかもしれません。
続いて、後白早智子脚本の「ゆめつり」では、主人公が釣りをしているうちに夢か現(うつつ)かわからない状態になっていきます。

このふたつの作品について考えるときに、古語の「見見ゆ」という動詞が思い浮かびます。
「見見ゆ」とは、(本人が)見ている・(他者に)見られているという動詞です。
寝ている人が悪夢を見ているのは、妖怪"枕返し"に見られているからなのかもしれません。
この世界を見ているのは私だけど、実は見ているのは世界の方で私は常に見られているのではないか。

私たちが見ている夢は、実は世界が私たちに見せているのかもしれない。
有名なナポレオンの夢とブルーチーズの関係の様に。

〈文:丸町年和、編集:小林剛〉


プログラム -program-

  1. 宮城道雄作曲「砧」/ 箏:草川啓介




  2. 沢井忠夫作曲小さな春より「夢」/ 箏:草川啓介、舞:丸町年和




  3. 丸町年和脚本「夢」/ 舞:丸町年和、朗読:後白早智子




  4. 後白早智子脚本「ゆめつり」/ 舞:丸町年和、朗読:後白早智子


  5. ※ 12:25 〜 機材トラブル発生のため、手持ちのiPhoneでの映像となっております。また、そのため音声も小さくなっております。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解ご容赦くださいませ。


出演者プロフィール


丸町年和

丸町年和_まるまちとしかず_能_舞

画家、舞手、即興演奏家。大学時代、京都にてクラブ活動として仕舞・謡を始め、能舞台で経験を積む。卒業後広島に帰郷し、能舞台を離れ独自に舞台活動を展開していく。
2002年に旧日本銀行広島支店で開催された"同時触発アート YEN"に参加したのをきっかけに即興パフォーマンスを始める。
現在までに様々なジャンルの表現者との共演の舞台を経験してきている。また、創作舞も多数発表している。


[主な出演舞台]

  • 1997年 京都:【京都外国語大学自演能】能 花月
  • 2003年 広島:【榊記彌栄 Live シリーズ操り言】寺内大輔との即興パフォーマンス
  • 2005年 アムステルダム:【STUBNITZ】寺内大輔、三宅珠穂との即興パフォーマンス
  • 2014年 京都:【Live Duo】山崎伸吾との即興パフォーマンス
  • 2015年 広島:【Jaap Blonk Japan Tour】Jaap Blonk との即興パフォーマンス
  • 2017年 アムステルダム:【Silence is also sound】Genetic Choir、Miyuki Inoue との即興パフォーマンス
  • 2017年 ハーグ:【Spring Breeze】Klaas Hekman との即興パフォーマンス
  • 2017年 福岡糸島:【Watching and being watched】Jan van den Berg、Hannie van den Berg との即興パフォーマンス

■ instagramはこちら:https://www.instagram.com/toshikazumarumachi/
■ Twitterはこちら:https://twitter.com/horikorogoroni
■ 素うどん男の日常(BLOG):http://suudon.exblog.jp/
■ 素うどん男のオランダ日記(note):https://note.mu/outriggerlab/m/m5cf81c575e4b



草川啓介

箏、17弦、地歌三味線奏者。
21歳の時、榊記彌栄の生演奏に衝撃を受け、師事。
古典及び沢井忠夫、沢井比河流作品を主に演奏。
また、これまでに方角、洋楽問わず様々な演奏家、ライブペインティング等とも共演。
同門の実力者で構成された合奏ユニット、koto unit syasyaten、でも活動中。
沢井箏曲院講師。



後白早智子

2015年より、朗読団体Reading Notteに所属。
朗読とお芝居の持つ魅力に惹きつけられながら、新しい世界を開拓すべく、日々研鑽中。

[主な出演舞台]

  • 朗読集団 Reading Notte『朗読夜会第六夜』光は汽車の窓から
  • 演劇企画室ベクトル第20回公演「恋の冷凍保存」
  • 第4回中国ブロック劇王決定戦


会場

Gallerycafe 月~yue~

Gallery_Cafe_月_yue

■ 住所:広島県広島市西区古江新町8-19
■ 電話番号:082-533-8021
■ 営業時間:10:30~18:30
■ 定休日:毎週月曜日と第4日曜日(第4日曜日を営業した場合、直後の火曜日を代休とします)

■ ホームページはこちら http://www.g-yue.com/
■ ブログはこちら:http://blog.goo.ne.jp/g-yue
■ Facebookページはこちら:https://www.facebook.com/GallerycafeYue/



さいごに

能_舞_箏_朗読

"夢"を軸に構成された、繋がっているのかそれとも全く別物なのか、それこそ夢か現(うつつ)か錯覚を起こしてしまいそうな、終始シュールなふたつの舞台に、ぐいぐい引き込まれてしまいました。

終了後日に、主催であり舞台に立っていた丸町さんご本人もおっしゃっていましたが、音の響き、会場の雰囲気、照明、お客さんの質まで、最初から最後まで筋が通っており、全体を通してまとまりのある舞台だったように思います。

こちらの演目はまた今後も披露していくそうですので、ぜひ動画ではなくその目で観てみてください。



それでは、今回はこのあたりで。

ではまた!


スポンサーリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr Clip to Evernote